娘はカメラが苦手
現在 娘は絶賛初恋中なのである。
そんな娘はカメラを向けられるとかなり緊張するようだ。
その場が改まっていればいるほど、顔が引きつり、体が強張り、鼻の穴が広がり、なんだか全体がピキピキして、いろんなところがギューっとなるのである。
もう、それはボディビルダーがするタイプのポージングだよって突っ込みたくなるほどなのだ。
だがそんなところも愛しいと思うわけだ。
あれ、これクローンですかって並に俺にそっくりな娘がピキピキしていても、かわいい奴めと思うのだ。これは、うーんとそうだな、ブサカワの一種だなと思うわけだ。
ただ、人が見たらきっとそう思わないんだろうなとは理解している。
だが、娘が恋をしているヤマト。いやヤマトくんは違うのだ。
妻が聞いたらしい
「ヤマトくんはメイ(娘)好きなの?」
「好きやで」
驚きの両想いなのである。もはや恋人といっても過言ではないのである。けしからんのである。責任問題なのである。
「どこが好きなの?」
「可愛いところ」
メイの可愛さがわかるとの事。
ヤマトくんとはヤクルト片手に男同志の会話が出来そうだと思った。